新型コロナの感染が何とか落ち着いているようで、今年は4ヶ所でサンタクロースになりました。それでも髭の下にマスクを着用しての対応です。どこでも大きな袋にプレゼントを持っての登場、その後に子どもたちからの質問に答えます。いかに夢を壊さずに、かと言ってクリスマスの本来の意味も含めて楽しく伝えるかに気を遣います。キリスト教系の施設は論外ですが一般の保育園などでのクリスマス会はお楽しみ行事の一つとしての扱いで宗教色は微塵もありません。日本の一般社会もまさしく同じでそれはそれで良いのでしょうが、「サンタさんがプレゼントを持ってくる日がクリスマス」と意義が逆転しています。本来は「クリスマスだからサンタさんが来る」が正しいでしょう。そんな質問が出たときはごくごく簡単に「イエス・キリスト」の名も出してお話しました。「ねー驚いたわ。キリストの誕生日はクリスマスと同じ日なのよ」なんて言う大人になりかねないと思ったからです。正確にはクリスマスは「イエス・キリストの誕生を祝う日」で、簡単に子供たちに理解させるのは難しいことだったかもしれません。ただサンタさんがいると信じた心を持ち続けることは一生の宝であり、そんな素敵な行事を定着させたのは日本人ならではの国民性なのでしょう。そう、世界では今なお宗教が元で争いが絶えませんからね。また、来年もサンタさんになりたいと思ったメガネおじさんでした。
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